拡大する新型コロナウイルスの世界的な被害。
約40年ぶりにゴールデンウィーク開催となるコミケC98は無事開催されるのでしょうか?
これはあくまでも客観的事実に基づく管理人の勝手な予想ですが、
- 中止・延期の可能性は濃厚
- 代案として小規模イベント開催?
が妥当なところでは?と思っています。
もし中止となれば経済的損失は200億円近くになるでしょう。
※ 3月15日、コミケ準備会は「中止または延期を含め、通常と同様に開催できないという判断をせざるを得ない可能性があります」と正式にコメントを発表。
流動的なコロナによる影響を見ながら柔軟に対応していく姿勢を見せています。今後の動向によって中止・延期の可能性は依然として存在していることになります。
コミケはコロナで中止・延期になる可能性はある
気温が上がればウイルスは弱体化するという予想に反し、インドネシアやオーストラリアなど暖かい地域でもコロナウイルスが確認されていることから、春先にかけての収束は難しいのでは?と一部の専門家は言います。
となれば、コミケC98が開催されるゴールデンウィークまでウイルスの影響が続く可能性は大いにあるわけです。
WHO(世界保健機関)がウイルスの終息宣言を出すのは、最後のコロナウイルス罹患者がいなくなってから28日経過後です。
つまり、今日いきなり全世界のコロナウイルス患者全員がケロリと症状が回復する奇跡が起きてその後ウイルス感染がパタリとゼロになったとしても、少なくとも4月中旬までWHOの終息宣言は出ないのです。
さすがにそのレベルにまで回復すれば日本政府もイベント自粛の制限は解除するでしょうが、そんな奇跡が起きるはずもありません。
発信源の中国では新規感染者の数が減ってきたとはいえ、それでも発生は続いています。
果たしてゴールデンウィークまでの2ヶ月弱の期間で、今のコロナウイルスの勢いは弱まるでしょうか?
コロナで延期したイベント
2020年2月〜4月のイベントは軒並みキャンセルが続いています。
コミケが開催される東京ビッグサイトを見てみると、3月9日現在で4月中旬までのイベントが中止になっていることがわかります。
アニメ関連でいえば『Anime Japan2020』が正式に中止になったことは記憶に新しいです。
10万人を越す参加者のイベントですし、昨今の状況を鑑みて苦渋の決断であったことは想像に難くないですね。
コミケが中止になった時の対応(予想)
コロナウイルスの影響でもしコミケが中止になったら?
イベントそのものに焦点を当てて考えてみます。
別の会場を探す
東京ビッグサイトから場所を移して別の場所で開催してみるとか?
いや、結局コロナが収束するまでは場所をどこに移動しても同じことですし、そもそもコミケ規模の人数を収容できる施設は日本にありません。
東京ビッグサイトは日本最大規模の展示場ですので、それに匹敵する会場は国内に存在しないのです。
夏にビッグサイトで開催する
もしオリンピックが中止になれば夏の東京ビッグサイトが空きます。
そこを狙ってコミケ本来の夏開催にするとか?
いや、オリンピックがそもそもどうなるかという問題もありますし、空いたからじゃあやりますという簡単な問題でもなさそうな気がします。
冬に合同で開催する
いっそゴールデンウィークコミケと夏コミケをすっ飛ばし、冬に合同でC98&C99として開催するとか?
いや、これも会場規模を考えると単純な合同開催は難しいでしょう。
それなら規模をそれぞれ半分にし、『2分の1C98+2分の1C99』として一緒にしてしまえば理屈上は収容できます。
サークルさんにとっては倍率が高まる結果になります。
規模を小さくして別会場で実施
C98の規模をグッと小さくして別のイベント会場で開催する手もあります。
コロナ終息が条件ではありますが、少しでも開催日程を長く確保して多くの人が参加できる体制を整えることもできるかもしれません。
屋外イベントとして開催する
『風通しの悪い空間で人々が至近距離で会話する』ことがコロナ蔓延の根源ですので、屋根のない屋外イベントとしてC98を開催すればいいかもしれません。
これだとコロナの影響も最小限ですむかも?
いや、そうなると天候の問題もありますし設営をどうするかという問題も残ります。
無言で参加する
参加者が一切言葉を発しないコミケであればまだ安全かもしれません。
飛沫感染を防止するために全員マスク着用の上で無言のコミケにするのです。
これはちょっとおもしろいかもしれませんね。
無観客コミケにする
大相撲や甲子園など無観客試合で対応するイベントがありますが、コミケもいっそ無観客コミケにしてみるとか?
いや、結局それだとサークルさんは頒布物が捌けませんし、企業ブースでは物が売れず、開催するだけで無駄なお金を垂れ流すことになってしまいます。
ゴールデンウィークの屋外ならまだ許容できるかもしれませんが、夏場の屋外開催は熱中症まっしぐらですね。
コミケ中止に伴う経済損失額
コミケが中止になった場合の経済損失額は200億円以上と推定されます。
こちらのページでざっくりしたコミケの経済効果を紹介していますが、これがまるまる無くなるというシンプルな考え方です。
東京ビッグサイトをコミケ規模で4日間借りる賃料は準備日を含めて1億5,000万円と推定されますが、コロナは不可抗力としてビッグサイト側からコミケ運営側にいくらか返金があるかもしれません。
コミケで捌けなかった頒布物や販売物は別のサイトで販売することを考えると、経済損失額はグッとおさえられるでしょう。
今後の行く末が気になるコミケとコロナ
コミケは中止や延期という事態になったことはなく、これまでずっと続いてきました。
一般参加者はともかく、サークルさんは頒布物の事前準備もあることから、中止するか延期するか通常開催するかの決定を早く知りたいですよね。
世界的混乱の中、コミケ運営サイドがどういう決断を下すか注目が集まります。